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子どもの口臭が気になる…原因とお家でできる対策
歯科治療について
2025/12/02

「朝起きたときに子どもの口が少し臭う」
「最近、会話中に口のニオイが気になる」
――そんなお悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
今回は、小児歯科の視点から子どもの口臭の主な原因と、おうちでできる対策について詳しくご紹介します。
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子どもの口臭はなぜ起こるの?
口臭の原因は「お口の中」と「全身の状態」の両方に関係しています。
特にお子さんの場合は、歯みがきの習慣や呼吸の仕方など、日常の小さなことが大きく影響します。
① 歯みがき不足・磨き残し
子どもは自分で歯をしっかり磨くことがまだ難しく、どうしても磨き残しが多くなりがちです。
特に奥歯の溝や歯と歯の間、歯ぐきの境目などにプラーク(歯垢)が残ると、そこに細菌が増えてニオイのもとになり、むし歯にもつながるため注意が必要です。
② 口呼吸
鼻づまりやアレルギー体質などが原因で口呼吸をしていると、お口の中が乾燥します。
唾液にはお口の中をきれいに保つ自浄作用がありますが、口呼吸によって唾液量が減ると細菌が繁殖しやすくなり、口臭が強くなってしまいます。
また、口呼吸は歯並びやかみ合わせにも影響するため、早めに対処しておくことが大切です。
③ むし歯や歯肉炎
むし歯の穴や歯ぐきの炎症部分には細菌が多く繁殖します。
虫歯が進行すると歯の内部に腐敗臭のようなニオイが発生し、口臭の原因になることもあります。
また、子どもでも歯肉炎(歯ぐきの炎症)を起こす場合があり、その際も口臭が出やすくなります。
④ 舌の汚れ(舌苔)
舌の表面には「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる白っぽい汚れがつくことがあります。
これは食べかすやはがれた粘膜、細菌などが混ざったもので、口臭の一因です。
強くこすると傷つくため、柔らかい舌ブラシでやさしくお手入れしましょう。
⑤ 扁桃腺や鼻・喉の病気
お口の中だけでなく、扁桃腺(へんとうせん)や副鼻腔炎など耳鼻科領域の病気が原因でニオイが出ることもあります。
喉の奥からくるような強い臭いがある場合は、歯科と併せて耳鼻科の受診をおすすめします。
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ご家庭でできる口臭対策
1. 仕上げみがきを続けましょう
お子さんが自分で歯みがきを始めても、小学校中学年くらいまでは保護者の仕上げみがきが必要です。
寝る前の歯みがきは特に大切です。
歯ブラシを小刻みに動かして奥歯のかみ合わせや、フロスを使って歯と歯の間をていねいに磨きましょう。
2. やさしく舌のケアを
舌の汚れが気になる場合は、専用の舌ブラシを使ってやさしくなでるように掃除します。
歯ブラシで強くこすると舌を傷つけてしまうので注意してください。
3. 水分補給をしっかり
口の中が乾燥すると、細菌が増えてニオイが強くなります。
お水をこまめに飲む習慣をつけると、唾液の分泌が促され口の中を清潔に保ちやすくなります。
ジュースやスポーツドリンクではなく、お水やお茶を中心に水分補給をしましょう。
4. よく噛んで食べる習慣
しっかり噛むことで唾液の分泌が促進されます。
唾液には抗菌作用や洗浄作用があるため、自然と口臭予防になります。
野菜や果物など歯応えのある物をよく噛んで食べましょう。
5. 定期的な歯科検診
歯科医院での定期検診・クリーニングも口臭予防に効果的です。
むし歯や歯ぐきの炎症が早期に見つかるだけでなく、正しいブラッシング方法もお伝えしています。
門戸厄神駅近くの中津浜デンタルクリニックではお子さんの成長段階に合わせて、3か月に一度の定期検診をおすすめしています。
まとめ
子どもの口臭は、ほとんどが磨き残しや生活習慣など、少しの工夫で改善できるものです。
しかし、なかにはむし歯や炎症、口呼吸などが関係していることもあり、放っておくと症状が進行してしまうこともあります。
西宮北口近くの中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科では、お子さまの歯みがき指導や口臭のお悩みにも対応しています。「うちの子の口がちょっと気になるかも」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
小さなうちから正しいお口のケアを身につけることで、将来の健康な歯を守ることができます。
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