ブログBlog

ブログ Blog
マタニティ歯科の視点で考える「歯と顎の発達」と「栄養」の深い関係
歯科治療について
2025/11/11

妊娠期は、お母さんの身体だけでなく、お腹の中の赤ちゃんの「歯や顎の発達」にも大きく関わる大切な時期です。
歯が生え始めるのは生後数か月後と思われがちですが、実は赤ちゃんの歯の芽(歯胚)は妊娠6週ごろにはすでに形成が始まっています。
つまり、妊娠中の栄養状態や生活習慣が、将来のお子さんの歯や顎の発育に直接影響を与えているのです。
⸻
■ 歯の発達はお母さんのお腹の中から始まる
胎児の歯のもとである「歯胚」は、妊娠初期の約6週ごろから口の中の粘膜下に形成されます。
その後、エナメル質や象牙質といった硬組織が少しずつ作られ、妊娠4~6か月頃には歯の石灰化(カルシウムによる硬化)が始まります。
この時期に必要な栄養素が十分に供給されていないと、歯の形成不全(エナメル質がうまくできないなど)を引き起こすリスクが高まります。
⸻
■ 歯と顎の形成に関わる大切な栄養素
(中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科でもお伝えしている大切なポイント)
妊娠中の栄養は、お母さんの健康を守るためだけでなく、胎児の口腔発達を支える基盤にもなります。
ここでは、特に重要な栄養素をいくつか紹介します。
① カルシウムとビタミンD
歯や骨の主要な構成成分であるカルシウムは、胎児の歯や顎を作るために欠かせません。
しかし、カルシウムは単独では吸収されにくく、ビタミンDの助けを借りてはじめて効率的に吸収されます。
ビタミンDは日光を浴びることで体内合成されるほか、魚やきのこ類にも多く含まれます。
不足すると、歯の石灰化不全や顎の発育不良、将来的な虫歯リスクの増加につながることも。
サプリメントを利用する場合は、西宮北口・門戸厄神エリアでも相談しやすい中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科などで医師・歯科医師に相談すると安心です。
⸻
② タンパク質とアミノ酸
歯のエナメル質や象牙質の基礎構造には、コラーゲンなどのタンパク質が関わります。
妊娠中は胎児の成長に多くのタンパク質が使われるため、肉・魚・卵・大豆製品などをバランス良く摂取しましょう。
特に、歯の内部構造をつくる象牙芽細胞やエナメル芽細胞の形成には、良質なアミノ酸の供給が欠かせません。
⸻
③ ビタミンA、C、K
これらのビタミンは、歯や歯茎、粘膜の健康維持に関与します。
ビタミンAは上皮組織の形成を助け、ビタミンCはコラーゲン合成を促し、ビタミンKはカルシウムの代謝に関わります。
不足すると歯肉の出血や歯茎の炎症、歯槽骨の発育不全などが起こりやすくなります。
⸻
④ 葉酸
妊娠初期の葉酸摂取は神経管閉鎖障害の予防で知られていますが、口腔の発達にも重要です。
葉酸は細胞分裂やDNA合成を助ける栄養素で、胎児の顎や口蓋(上あごの天井部分)の形成にも関与します。
不足すると、まれに口唇裂・口蓋裂といった形成異常のリスクが上がる可能性もあります。
⸻
■ 妊娠中のお母さんの口腔環境も大切
お母さん自身の口の中の状態も、間接的に赤ちゃんの口腔発達に影響します。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって「妊娠性歯肉炎」が起こりやすく、歯茎の腫れや出血が増える方も少なくありません。
炎症が長引くと、早産や低体重児のリスクを高めることが研究で報告されています。
西宮北口・門戸厄神駅周辺で妊婦さんの歯科検診を行っている中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科では、
妊娠中でも安心して受けられる歯石除去やブラッシング指導を行っています。
つわりで歯磨きが難しい時期は、低刺激の歯磨剤やうがい薬を使う工夫もおすすめです。
⸻
■ 赤ちゃんの将来の歯並び・顎の発達との関係
歯や顎の基礎は胎児期に作られますが、その後の成長期にどう発達するかも、お母さんの栄養状態や生活習慣が間接的に影響します。
例えば、妊娠中にカルシウムやビタミンDが不足していると、出生後の骨格発育に影響し、
顎の成長不足や歯列不正(歯並びの乱れ)につながることもあります。
顎の発達は離乳食期の咀嚼トレーニングとも密接に関係しています。
妊娠中からしっかりとした栄養基盤を整えておくことで、赤ちゃんの噛む力や顎の発育にも良い影響を与えます。
⸻
■ まとめ:マタニティ期は「お口の健康の出発点」
マタニティ歯科では、「お母さんと赤ちゃん、両方の口の健康を守る」ことを目的としています。
歯の形成は胎児期から始まり、栄養やお母さんの口腔環境がその基盤を支えています。
妊娠中の食事・生活習慣を少し意識するだけで、赤ちゃんの歯の質や顎の発達をより健やかに育むことができます。
西宮北口・門戸厄神エリアでマタニティ歯科やこども矯正に関心のある方は、
中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科までお気軽にご相談ください。
栄養バランスの取れた食事と定期的な歯科検診を心がけ、
「お口から健康をつくる」意識を一緒に育てていきましょう
葉酸は細胞分裂やDNA合成を助ける栄養素で、胎児の顎や口蓋(上あごの天井部分)の形成にも関与します。
不足すると、まれに口唇裂・口蓋裂といった形成異常のリスクが上がる可能性もあります。
⸻
■ 妊娠中のお母さんの口腔環境も大切
お母さん自身の口の中の状態も、間接的に赤ちゃんの口腔発達に影響します。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって「妊娠性歯肉炎」が起こりやすく、歯茎の腫れや出血が増える方も少なくありません。
炎症が長引くと、早産や低体重児のリスクを高めることが研究で報告されています。
西宮北口・門戸厄神駅周辺で妊婦さんの歯科検診を行っている中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科では、
妊娠中でも安心して受けられる歯石除去やブラッシング指導を行っています。
つわりで歯磨きが難しい時期は、低刺激の歯磨剤やうがい薬を使う工夫もおすすめです。
⸻
■ 赤ちゃんの将来の歯並び・顎の発達との関係
歯や顎の基礎は胎児期に作られますが、その後の成長期にどう発達するかも、お母さんの栄養状態や生活習慣が間接的に影響します。
例えば、妊娠中にカルシウムやビタミンDが不足していると、出生後の骨格発育に影響し、
顎の成長不足や歯列不正(歯並びの乱れ)につながることもあります。
顎の発達は離乳食期の咀嚼トレーニングとも密接に関係しています。
妊娠中からしっかりとした栄養基盤を整えておくことで、赤ちゃんの噛む力や顎の発育にも良い影響を与えます。
⸻
■ まとめ:マタニティ期は「お口の健康の出発点」
マタニティ歯科では、「お母さんと赤ちゃん、両方の口の健康を守る」ことを目的としています。
歯の形成は胎児期から始まり、栄養やお母さんの口腔環境がその基盤を支えています。
妊娠中の食事・生活習慣を少し意識するだけで、赤ちゃんの歯の質や顎の発達をより健やかに育むことができます。
西宮北口・門戸厄神エリアでマタニティ歯科やこども矯正に関心のある方は、
中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科までお気軽にご相談ください。
栄養バランスの取れた食事と定期的な歯科検診を心がけ、
「お口から健康をつくる」意識を一緒に育てていきましょう
あなたへのおすすめ記事
-
-

- 歯科治療について
- マタニティ歯科の視点で考える「歯と顎の発達」と「栄養」の深い関係
-
-
-

- 歯科治療について
- お子さまに合った歯みがき粉の選び方
-
-
-

- 歯科治療について
- 離乳食と赤ちゃんの歯の関係 ~口腔発達の大切なポイント~
-
-
-

- 歯科治療について
- 乳歯の大切さを知っていますか? 〜永久歯のための大事な役割〜
-
0798-65-5611
電話する
WEB予約



