子どもの過蓋咬合って何?

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子どもの過蓋咬合って何?

歯科治療について

2026/02/10



今回は子どもの過蓋咬合(かがいこうごう)についてお話しします。

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、上の前歯が下の前歯を深く覆いすぎてしまう噛み合わせ(ディープバイト)のことです。

通常は、奥歯で噛み合わせた時に上の前歯が下の前歯を2~3mmほど覆いますが、
過蓋咬合は、上の前歯が深く噛み込んでいて、下の前歯がほとんど見えなくなってしまう状態を指します。




 
 
子どもの過蓋咬合は、見た目だけでなく 顎の成長や、発音、歯の健康にも影響を及ぼすことがあります。 

特に子どものうちは、成長とともに自然に改善するケースもありますが、
そのままにしておくと 顎関節症のリスク や 、歯や歯ぐきへの負担 が増えるリスクがあります。


 
*子どもの過蓋咬合は何が悪いのでしょうか?

☆口腔内の容積が低下します
 
 ・噛み合わせる奥歯の歯の高さが半分になると口腔内の容積も半分になる

 ・舌のスペースが減少するため舌が下がる
  → 睡眠時に舌根が沈下する
  → 口呼吸になり、お口ポカンの原因になる

 ・無呼吸の頻度が上がり血中の酸素濃度が低下する
  → 脳や心臓に障害が出たり、乳幼児突然死症候群のリスクがある
        

☆機能性反対咬合のリスクが上がります
  
 ・機能性反対咬合の始まりは過蓋咬合
 ・舌根沈下(低位舌)によって呼吸困難になる
 ・下顎を前方に出すことで気道を確保しようとする
 ・過蓋咬合による口腔容積の低下が呼吸悪化を招く

 ☆構音障害(こうおんしょうがい)になりやすい
   …構音障害とは、ことばの理解に問題はないものの、発音に関わる器官に何らかの問題があり、同じ発達年齢の人が正しく発音できる音を習慣的に誤って発音している、またはうまく発音できない状態

 ・過蓋咬合の子どもは構音障害になりやすい
 ・子どもが正しく話す条件には、ことば脳の発達と、お口(口腔器官)の成長が大切
  
 【構音障害の例】
  さかな→さたな(カの発音ができない→舌の奥の力が弱いため)
  たいこ→たいと(カ行がタ行になる→お口「口腔器官」が育っていないため)

   

*子どもの過蓋咬合の原因で多いもの

 ・顎の成長のバランスが悪い(顎の発達不全)
 ・歯の生え方、大きさ
 ・指しゃぶり、唇を噛む癖
 ・口呼吸
 ・頬杖
 ・うつ伏せ寝(仰向けで寝る事を推奨しています)
 ・遺伝的(先天的)要因   
  → 相互作用説:遺伝と環境はともに発達に関与している

※乳歯列期や混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざる時期)では、一時的に見られることもあります。
 


*子どもの過蓋咬合を放置すると起こりうる影響

 ・下の前歯が上の歯ぐきや口蓋に当たって傷ができる
 ・顎関節への負担(顎が疲れやすい、音がする)
 ・歯のすり減り、破折
 ・正しい発音ができない(構音障害)
 ・見た目への影響
 ・将来的に矯正が複雑になる可能性



*治療が必要かどうかの目安

 ・下の前歯がほとんど見えない
 ・噛み合わせた時に下の歯が上の歯ぐきに当たって痛みが出る
 ・顎がカクカク鳴る、口が開けにくい
 ・永久歯が生え始めても改善しない 



まとめ
 
子どもの過蓋咬合は、見た目だけでなくお口の機能、体の成長や発音にも大きく関わってきます。
早期発見と適切な治療によって、改善のチャンスが大きく広がりますので「そのうち治るかもしれない」と様子を見るよりも、まずは専門の歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。
お子さまが自信を持って笑えるように、できるだけ早い段階でサポートしてあげることが大切です。



さいごに

当院、門戸厄神駅近くの中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科では、お子様のお口に関する相談や小児矯正の無料相談を行っております。
当院は小児矯正(マイオブレース)を取り入れており、マイオブレースには多くのメリットがあります。

・ 子どもの顎の成長を利用できる
・ 将来の抜歯リスクを減らせる
・治療の負担が軽くなる
・ 見た目だけでなく機能面も改善できる
・ 将来のむし歯・歯周病リスクを低減できる
・ 矯正後の歯並びが後戻りしにくい
・成長とともに自然な歯列で安定しやすい

  
【当院で取り入れている小児矯正(マイオブレース)について】

成長期にあるお子さまの顎の成長や歯並びを悪くしている根本的な原因(口呼吸・舌の位置・唇や頬の筋肉の使い方など)の改善を行います。

取り外しのできる装置を日中1時間と、夜間の寝ている間に装着し、日中のアクティビティとして、お口のトレーニングを毎日行います。
そのため後戻りが少ない矯正治療です。
学校、幼稚園、保育園に行く時に装着する必要はありません。

歯並びを単にきれいに並べるだけでなく、
・ 顎の成長バランスを整える
・ 将来の永久歯が正しく並ぶ土台を作る
・ 噛み合わせや発音、口呼吸の改善
といった機能面の改善が大きな目的となります。

いつ始めるかより「いつ相談するか」が大切です。
「まだ早いかも」「様子を見よう」と思っている間に、適切な治療時期を逃してしまうことがあるかもしれません。
子どもの矯正治療は、開始時期を歯科医師が見極めることが非常に重要です。

過蓋咬合など、子どもさんの歯並びで気になる事があれば、ぜひ中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科へお気軽にご相談ください。

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