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“丸飲み”していませんか? 食べ方と歯並びの関係
歯科治療について
2026/06/16
「うちの子、あまり噛まずに飲み込んでいる気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は最近、子どもたちの食べ方を見ていると「丸飲み」の傾向が増えていると言われています。
丸飲みとは、食べ物を十分に噛まずに飲み込んでしまうことです。
好き嫌いの問題や行儀の問題と思われがちですが、実はお口の発達や歯並びにも関係していることがあります。
今回は、丸飲みが起こる理由や歯並びとの関係、そしてご家庭でできる工夫についてお話しします。
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丸飲みをしている子どもたちは、実は多い
現代の子どもたちは、昔に比べて噛む回数が減っていると言われています。
実際に診療の中でも、
・食事時間がとても短い
・あまり噛まずに飲み込む
・口いっぱいに食べ物を入れる
・水やお茶で流し込む
といった様子が見られることがあります。
もちろん、すべてのお子さんが問題というわけではありません。
しかし、本来であれば食べ物は前歯でかじり取り、奥歯でしっかり噛み砕き、舌でまとめて飲み込みます。
この一連の動きは、お口周りの筋肉や顎の成長にとても大切な役割を持っています。
そのため、丸飲みが習慣になると、お口の発達に影響を与える可能性があるのです。
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なぜ丸飲みになるのでしょう?
⭐️柔らかい食事が増えている
現代の食事は、昔と比べて柔らかいものが多くなっています。
ハンバーグ、うどん、カレー、パン、グラタンなどは、比較的噛む回数が少なくても食べられます。
柔らかい食べ物自体が悪いわけではありません。
ただ、毎日の食事が柔らかいもの中心になると、自然と噛む機会が減ってしまいます。
筋肉も使わなければ発達しません。
お口周りの筋肉や顎も同じです。
噛む経験が少ないと、顎の成長や口の機能の発達に影響することがあります。
⭐️食事を急いでいる
習い事や塾、学校などで忙しい現代の子どもたち。
食事を急いで済ませる習慣がついている場合もあります。
「早く食べなさい」
「時間がないから急いで!」
そんな言葉をかけることもあるかもしれません。
しかし急いで食べると、どうしても噛む回数が減り、丸飲みしやすくなります。
また、テレビや動画を見ながらの食事も注意が必要です。
食べることへの意識が薄れ、噛まずに飲み込んでしまうことがあります。
⭐️噛む力や舌の使い方が未発達
中には、噛む力や舌の動きが十分に育っていないお子さんもいます。
口呼吸の習慣があったり、お口がぽかんと開いていることが多かったりすると、お口周りの筋肉がうまく使えていない場合があります。
その結果、噛んでまとめる動きが苦手になり、丸飲みにつながることがあります。
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飲み込み方と歯並びの関係
「飲み込み方と歯並びって関係あるの?」
そう思われる方も多いかもしれませんが、実はとても深い関係があります。
本来、飲み込む時には舌が上あごにつき、唇や頬の筋肉とバランスを取りながら飲み込みます。
ところが、舌の位置が低かったり、舌を前に押し出すような飲み込み方になっていたりすると、歯に余計な力がかかります。
例えば、
・前歯が出ている
・前歯が噛み合わない
・歯並びがガタガタしている
といった歯並びに影響することがあります。
歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。
舌や唇、頬の筋肉の使い方、呼吸の仕方、飲み込み方などの習慣も大きく関係しています。
毎日何百回、何千回と行う「飲み込む」という動作。
その積み重ねがお口の成長に影響を与えます。
また、しっかり噛むことで顎の骨に刺激が伝わり、成長を促す役割もあります
噛む回数が少ない状態が続くと、顎の発達が十分でなくなり、永久歯が並ぶスペースが不足する原因の一つになることもあります。
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丸飲みしにくい食事の工夫
今日からできる工夫をいくつかご紹介します。
① 一口量を少なめにする
お子さんが口いっぱいに食べ物を入れている場合は、一口量を少し減らしてみましょう。
口の中にたくさん入ると、噛みにくくなり、そのまま飲み込んでしまいやすくなります。
まずは適量を口に入れ、しっかり噛んでから次の一口へ。
この習慣を身につけることが大切です。
② 前歯でかじる経験を増やす
最近は、一口サイズに切られた食べ物を食べる機会が増えています。
しかし、お口の発達には前歯でかじり取る経験がとても重要です。
例えば、
・りんご
・きゅうり
・バナナ
・おにぎり
・サンドウィッチ
などを前歯でかじる機会を作ってみましょう。
前歯でかじることで、適切な一口量を学び、顎や口の筋肉も育っていきます。
③ 噛みごたえのある食材を取り入れる
食事の中に適度な噛みごたえのある食材を取り入れるのもおすすめです。
例えば、
・れんこん
・ごぼう
・にんじん
・切り干し大根
・きのこ類
・海藻類
などです。
ただし、無理に硬いものを食べさせる必要はありません。
お子さんの年齢や発達に合わせて、楽しく食べられる範囲で取り入れてみてください。
④ 水やお茶で流し込まない
食事中に頻繁に飲み物で流し込む習慣がある場合は少し注意しましょう。
まずは口の中の食べ物をしっかり噛んで飲み込んでから飲み物を飲むようにすると、自然と噛む回数が増えます。
⑤ 家族でゆっくり食べる
子どもは大人の真似をします。
家族みんなでゆっくり食事を楽しむことも大切です。
「何回噛んだ?」と数えるよりも、「シャキシャキしてるね」「いい音がするね」など、食感に目を向ける声かけの方が自然に噛む習慣につながります。
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最後に
食べ方は、単に栄養を摂るためだけのものではありません。
噛むこと、飲み込むこと、舌を動かすこと。
そのすべてが、お口の機能や顎の成長、歯並びにつながっています。
丸飲みは一見すると小さな習慣ですが、その背景にはお口の発達のサインが隠れていることがあります。
「最近あまり噛んでいないかも」
「食べるのがやたら早いな」
そんな様子に気づいたら、ぜひ毎日の食事を少し見直してみてください。
食べ方も大切な成長のサインです。
お子さんのお口の健康は、歯だけでなく“食べる力”を育てることから始まります。毎日の食卓が、お子さんの健やかな成長につながる大切な時間になりますように。
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当院の院長は女性歯科医師です。自身も歯列矯正を経験し、二児の母として現在も育児に向き合う立場から、お子さまや保護者の方の気持ちに寄り添った、きめ細やかな配慮を大切にしています。
初めての歯科受診や矯正相談の方にも分かりやすく丁寧にご説明し、安心してご来院いただける環境づくりを心がけています。
「歯医者が苦手」「矯正が不安」
そんなお気持ちに寄り添いながら、無理な診療は行わず、お一人おひとりのペースを大切に診療しています。
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西宮エリアで、通いやすさと専門性の両方を大切にした小児歯科・矯正歯科として、多くの方にご来院いただいています。
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